Haru Kano

ハル(かの春)の作品が与える劇薬のようなインパクト。
それは、かつて"変態"であるがゆえに心の奥底に秘めた、強烈で甘美な根源的悦楽
を覚醒させます。SMが一般語になり、安直な風俗にすら取り込まれている現代に、
"変態"であることの奇少者の、深い歓びの神髄を刺激するのです。

彼の作品が喚起させるある種の既視感、それは、変態であることを微塵にも社会的
に口外できなかったであろう時代の記憶でもあり、自らの"変態"を自覚した幼年の
日の郷愁でもあるかもしれません。背景の風俗の一種独特のレトロさ、パブリック
な官や公の雰囲気が一層その刺激を高めます。

お育ちの良さそうな美しいお嬢さまに、おしっこをかけられ、浣腸をされ、思いの
ままに虐めていただきたい、という"変態"の渇望の誘う激烈な興奮を、生涯知らずに
過ごす人々は、ただただ不幸というほかはありません。

[ENGLISH]












美術館本館には、現在68点(femdom36+fetish30)の、かの春が描いた作品を展示しています。



この美術館に作品を展示することを、快く承諾してくれた
かの春氏の寛大さと好意にたいし、深い感謝の意を表します。



CLOSE
to BACK